活動団体「お結びの森」を紹介します✨
お結びの森は、子どもたちの健やかな成長のため、みんなが何歳になっても安心して暮らせる地域づくりのために何かしたい!という想いを持っている幅広い世代が集まったボランティア団体です。
お結びの森は、
- 下恵土地区センター内の「図書室どんぐり」の運営(週1回 土日交互に開催)
- 学校に行けない、行かない選択をしている児童の親さんの居場所「オヤノバ」の運営(可児市福祉センター和室 毎月第3木曜日 午前)
- 赤ちゃんからお年寄りまでどなたでも来ていただける居場所「ミナノバ」の運営(可児市福祉センター和室 毎月第3木曜日 午後)
などの活動を主に行っています。
以前から気になっていたので、今回実際にオヤノバに参加させていただきました!
(どんなところなんだろう・・・)と緊張しながら可児市福祉センターの和室に入ると、スタッフのみなさんが優しい笑顔で迎えてくれました😊
飲み物を入れていただいて心が落ち着きます。
お菓子の持込みは自由。お菓子を一緒に食べながらスタッフの方たちとおしゃべり。
自分の知らなかった不登校に関する情報をいろいろと教えてもらいます。
しばらくすると続々と参加者の方が部屋に入ってきました。
お母さんだけではなく、時にはお父さん、おばあちゃんも。
落ち着いた頃に、オヤノバ・ミナノバのスタッフが話し始めます。
「今日は来てくれてありがとうございます。今日はゆっくりしていってくださいね。
せっかくなのでみなさんの自己紹介をお願いします。無理しないで、話せる範囲で良いですよ。」
一人ずつ、今の自分と子どもの状況、不登校に関する不安な気持ちなどを語ります。
私も不安に思っていることを、この場にいる方に聞いてもらえて少し気が楽になりました。
そして他の方のお話を聞き(この不安な気持ちは自分だけではなかったんだ)と思い、共感できる部分がたくさんありました。
後日、お結びの森代表の奥村さんに活動について詳しくお話をお伺いしました。
まずは、お結びの森ができたきっかけです。
奥村さんは養護教諭として勤めていた30年ほどの間に、保健室で様々なことで困ったり苦しんだりする子どもたちを見てきました。
特に発達障がいと言われて悩む子どもや親さんと関わることが多かったので、早期退職後、発達障がいなどについて学びました。
そしていろいろなことを抱えて悩んでいる親さんに安心してもらいたいという思いで「みんなの保健室」を始めましたが、奥村さんの家庭の事情やコロナの流行で中断。
そんな中、下恵土地区センターの図書室を運営する団体を探しているという情報を知りました。
この図書室を地域の人たちがほっと一息つける居場所にしたいと考え、この思いに共感する仲間が20人ほど集まり「お結びの森」ができたのです😊
<下恵土地区センター内 図書室どんぐり>
ここは本の貸出をするだけではなく、ゆっくり本を読んだりおしゃべりしたりできる「みんなの居場所」です。
この活動に共感する人たちがスタッフとして活動しています。
図書のレイアウトが得意な人、チラシのデザインができる人、話を聴くのが得意な人など、各自得意分野で力を発揮!
ここへ来た子どもたちは寝転がりながら本を読んだり、親さん同士でおしゃべりしたり。
図書室どんぐりは、来た人が気楽に交流でき、ほっとできる居場所になっています🍀
<オヤノバ・ミナノバ>
「知り合いに不登校の子を持って悩んでいる親さんが多い。そういう親さんたちが集まって話せる場・ほっとできる場を作りたい!」という思いで始めた「不登校親カフェ」と、
「赤ちゃんからお年寄りまで、性別や国籍や障がいの有無など関係なく違いを認め合って交流できる場を作りたい!」という思いで始めた「みんなの保健室」。
2022年4月から無料で借りられる場所を探して毎月1回開催していましたが、9月から可児市福祉センターで「不登校親カフェ」を「オヤノバ」に、「みんなの保健室」を「ミナノバ」に名前を変更し、毎月第3木曜日に開催しています✨
お結びの森スタッフは、ここに来た人たちに「こうした方がいいよ」「こうすべきだ」といった言い方はしません。
アドバイスが時に負担になるかもしれないからです。
まずは参加者に、ここは安心できる場だと思ってほしい。
自分の思い、不安など様々な感情を吐き出してほしい。
情報を得て、今後のことを考える参考にしてほしい。
そんな思いで、スタッフたちは参加者を見守っています。
参加者からは
「自分の気持ちを分かってもらえて嬉しい。」
「こういう場を探していた。」
「もっと早く知っていれば、1人で悩まなくてもよかった。」
といった声が😃
奥村さんは言います。
「初めの頃、活動がうまくいかなかったからこそ色々な人に相談して助けてもらった。お陰様で多くの人とつながり、活動も広がってきた」
そして不登校のお子さんを持つ親さんの気持ちにも思いを馳せます。
「まさか自分の子どもが不登校になるなんて思っていなかったという親さんが多い。
いざ不登校になるとパニックになり、学校とのやりとりだけではどうしようもなくなって、一人で不安を抱えている方も多い。
そんな親さんたちが不安な思いを吐き出して、気楽に話せる場を作りたい。
まずは親さんにほっと安心してもらいたい。
子どもたちにも学校に行けていないことは悪いことじゃないよ。大丈夫だよ!と言ってあげたい。」
「この地域がどんなふうになってほしいですか?」
私が質問すると奥村さんはこうおっしゃいました。
「年齢も、性別も、国籍も、障がいの有無も関係なく「ごちゃまぜ」で、お互いが違いを認め合い、支え合い助け合える地域にしたいです。
みんなが混ざり合って交流し対話し、お互いの違いを知ることから。「みんなちがって みんないい」の世界になるといいな。」
お結びの森は月に1度「お結び食堂」も開催しています🍴😋
オヤノバ・ミナノバも定期開催しています☆
活動についての詳しい情報は
LINE公式アカウント
インスタグラム
https://instagram.com/omusubi_no_mori?igshid=YmMyMTA2M2Y=