令和5年度可児市まちづくり活動助成事業の助成金交付団体の1つ、「べんきょうサポートネットDOTA」をご紹介します。
べんきょうサポートネットDOTAは、外国にルーツをもつ土田小学校の児童が自分で教科の学習をすすめることができる教材を作り、それを使って土田地区センターで授業後や夏休みに学習支援を行っています。
今年6月に開講したばかりです。
9月11日、土田地区センターで学習支援をしているところにお邪魔しました。
この日は1階会議室で小学3年生の外国籍児童の勉強サポートが15:30から1時間行われました。
指導者はべんきょうサポートネットDOTAの代表佐橋さんとボランティアの方の2名。
下校時間になったら佐橋さんが土田小学校まで児童を迎えに行きます。
なんといっても、保護者の方が連れて行かなくても良いところが便利ですね♬
15:30、先生に挨拶して勉強スタート!
今回の生徒さんは毎回出席し、とても楽しみにしているそうです😊
基本的に国語(漢字)と算数の勉強をサポートします。
使う教材は佐橋さんが教科書を参考に研究しながら作成。
まず算数の文章題が読めるように漢字の読み方も学びます。
例えば1人(ひとり)2人(ふたり)など。
外国籍の児童の中には、漢字の訓読みは分かっても音読みになると分からない子や、送り仮名が苦手な子がいるといいます。
九九が身に付いていない子もいるので、しっかり学んで割り算や文章題にもチャレンジ!絵を描きながら理解を深めます。
勉強の合間に、
「葉脈って何かわかるかな?」と佐橋さんが外から葉っぱを持ってきて説明します。
プリントに出てくる内容に関係ある事柄を話題にして、楽しく学びます😄
勉強がスタートして30分ほどたったら、席から立ってちょっとリフレッシュ。
お手玉遊びなどして疲れをほぐします。
べんきょうサポートネットDOTAの目標は、
◎質の良い教材を研究し開発する
◎外国籍の子どもたちが苦手を克服して勉強がわかる!という喜びを感じる
◎学習支援に関わる大人を増やす
などたくさんあります。
そして、子どもは社会の宝であるという温かい眼差しを大人たちがもてるようになるといいな。そうなることによって、可児市がさらに住みやすいまちになるのではと佐橋さんは思っています✨
佐橋さんは、ゆくゆくは自分で作った教材を無料ダウンロードでき、生徒たちが自宅でプリントアウトできるサイトを立ち上げたいとのこと。
そのために、そういったパソコンのスキルをもった人に協力してほしいと話します。
関心のある方は是非Meetsまでご一報くださいね!