可児市総合会館2階にある市民公益活動センターMeetsです! 可児市内の団体の活動内容や、Meets主催の講座の様子などをブログに書いています☆

活動団体紹介㉑~おもちゃ病院かに

おもちゃを修理するボランティア団体、おもちゃ病院かにを紹介します✨

壊れてしまったり、動かなくなってしまった子どもたちのおもちゃを無料で修理しています。活動は毎週土曜日の午前中
可児市福祉センター御嵩町伏見公民館可児市内各児童センターで活動しています。

メンバーは現在13名。
どのようにしておもちゃ病院かにが発足したのでしょうか?

おもちゃの保証期間は購入から6ヶ月がほとんどです。
壊れたおもちゃの持って行き場のない親子のために、おもちゃを修理する場をつくりたいと思ったのが、おもちゃ病院かに発足のきっかけです。

実際におもちゃ病院かにの活動を見学するために可児市福祉センター2階会議室を訪れました。

おもちゃ病院かにのみなさんです!

まず受付。早速おもちゃの修理を依頼している方がいました。

可児市内だけでなく、他の市町村や県外から来る人もいるのだとか。
受付でおもちゃのカルテを作ります。
壊れたおもちゃの症状を確認し、修理にかかる時間を判断。
30分~1時間で治療できるものもあれば、一旦預かり、数日入院して治療するおもちゃもあります。

修理代は無料ですが、部品の交換が必要な場合は実費がかかります。
部品代は300円以内に収まるよう工夫しますが、部品代が高額になりそうな場合は相談して決めます。引き受け不可のおもちゃ有。詳しくはホームページでご確認ください。

治すのは修理ドクターといわれるボランティアのメンバー。
今回、メンバーの一人上田さんにお話を伺いました。

上田さん自身は定年退職する前に、今後仕事以外の自分の居場所を探さなければと思い、たまたま知ったおもちゃ病院に飛び込みました。

おもちゃ病院のメンバーはほとんどが定年退職してから加入しており、元々製造メーカーや車の部品メーカー、医療機器メーカーなどで働いていました。日曜大工が好きな人もいます。

「みんな元々おもちゃの修理に詳しかったわけではありません。やっているうちに色々覚えます。今ではこのおもちゃはこの人、このおもちゃならこの人が治せるかな?と、なんとなくわかります。中には3Dプリンターを持ってる人もいるので、部品を自作して修理する場合もあります。」と、上田さん。

職人技ともいえる技の数々。どうしても治せないこともありますが、おもちゃの完治率はなんと90%以上だとか!

治療を受けて退院するおもちゃたちです!

おもちゃを治してもらった子どもたちは大喜び😆
子どもたちはおもちゃ病院を通じて、ものを大切にする心を育みます。

そしておもちゃ病院のメンバーたちにとってもここは居場所。
考えて、工夫して、手を動かす。
メンバー同士コミュニケーションをとって、笑い合う。
週に1回親子の笑顔に会い、人の役に立つ喜びを感じる。
とっても居心地が良いのです。

おもちゃ病院は修理ドクターを随時募集中
興味のある方は開催日に是非見学に来てください。
修理ドクターが丁寧に説明してくれますよ👍

今年12/3㈰、可児市福祉センターで開催するMeetsフェス2023(旧かにNPOフェスタ)で、故障したり使わなくなって家庭で不要になったりしたおもちゃを譲り受け、修理・クリーニングしたものを、リユースおもちゃとして無料配布する予定!
毎年大人気の企画です☆みなさん、要チェックです!

詳しくはおもちゃ病院ホームページをご覧ください。

http://www.ctk.ne.jp/~andou-2167/

問い合わせはおもちゃ病院 葛山さん 090-5102-6163までお願いします。