今回、川合地区センターで「ごちゃまぜアートの会」の夏の大型企画「みんなで描こう!大~きな紙に大~きな絵」が開催されたので行ってきました😊
ここには、性別、年齢、障がいの有無関係なく様々な方が来ます。今回も初めて来た人、何回か参加している人、親子連れなど様々です。
ここで、気が合って仲良くなる子もいます。
1人で集中して絵を描いている子もいます。
ホール一面に白い画用紙を繋ぎ合わせた、お~おきな白い紙が準備してあり、紙の周りには赤や青や黄など色とりどりのアクリル絵の具・クレヨン、筆やハケやローラーが置いてあります。
「ごちゃまぜアートの会」のやよさんが「よ~い、スタート!!」と合図して、みんな描き始めます。私は絵を描くのには参加していませんでしたが、「自分の好きな色ってなんだろう?」と自然と自分の心に聞いていました。
普段は自分が「これには何色が合う?」「これは変だなあ」「こうじゃなきゃいけない」など、何かに縛られて自分を表現することを抑えていたことに気づきました。
「自分の好きな色」「自分の今描きたいもの」をイメージするだけでワクワクしてきます♬
線を描く子、絵を描く子、紙の質感を足で楽しんでいる子、走り回る子、隅の方で別の画用紙をもらって何か描く人、みんなそれぞれです。
会場にお子さんとお孫さんと一緒に来ている方が、「ここは本当にリラックスできて楽しい。毎回楽しみに来ているんです。」とおっしゃっていました。
ここでは、性別、年齢、障がいのあるなしなど関係なく、アートを通じて自己表現します。自分の描いたものを自分で見て楽しみ、人の描いたものを見て楽しみ、
ほめたり、笑ったり、驚いたり・・・
このイベントを主催している「ごちゃまぜアートの会」は、大野弦さん(代表•ミュージック担当)、おのうちやよいさん(アート担当)、坂﨑紗希さん(インスタ・広報・連絡担当)などのメンバーで構成されていて、川合地区センターで毎月第4日曜日の午前と午後にごちゃまぜアートを開催しています。
多治見市でも、不定期に開催しています。
ミュージック担当の大野さんは、様々な楽器にみんなが触れて、音を出し、自分を表現する楽しさを体感するイベント「ごちゃまぜミュージック」を担当しています。
大野さんと坂﨑さんが働いていた障がい者施設に、おのうちさんがアートアドバイザーとして来たことがきっかけで知り合いました。
多様な人が集まって自己表現できる場をつくりたい!という想いから、「ごちゃまぜアートの会」を立ち上げました。
2021年12月に第1回目のごちゃまぜアートを開催しました!
ごちゃまぜアートでは、月によってビニール傘に好きな絵を描いたり、小麦粉粘土でお弁当を作ったり、毎回様々なテーマでみんながアート、ものづくりを楽しみます。
最後に鑑賞会でみんなの作ったものを見合って、「すごいね!」と拍手が起こったり、感動したり・・・
「アート」の世界では、正解がないのが魅力です✨
おのうちさんは、瞳をキラキラさせてこう話してくれました。
「大野さんと坂﨑さんに出会って、障がい者施設で一緒に活動して、私は今までなんて狭い世界にいたんだろうと思ったんです。
今まで無意識に、何かをできる自分はマルで、できない自分はダメと思ってた自分に気付いたんです。でも、それは“生きる”上ではとてもちっぽけなことだと。
どんな人でも、できること、できないこと、それぞれあって、それでも自分は何を表現したいか。そして、自分を表現すれば唯一無二に輝くんだ!って思ったんです。
できるとかできないなんて関係ない。自分が何をやりたいか、だけじゃない?」
「ごちゃまぜアートの会」では、「自分を表現すること」を「アート」と考えて、幅広いアート活動を提供することで、障がいを持つ方々が喜びや生き甲斐を感じたり、誰もが住みやすい地域を作り、誰もが笑顔で暮らせる町を作りたいということを目的に活動しています。
人はそれぞれ違うからおもしろい。
そんな違い、個性を認め合って、自分を思い切り表現する!それができるのが、ここ、ごちゃまぜアートの会なんです。
ちょっと活動が気になった方は是非、ごちゃまぜアートの会に連絡して参加してみてください✨
下記のインスタグラムで活動の様子がわかります!
↓ ↓ ↓
https://instagram.com/gochamaze_art?igshid=YmMyMTA2M2Y=
ここで、ごちゃまぜアート ハロウィン企画!のご案内です🎃
川合地区センターで通常は第4日曜日に開催していますが、10月は第2日曜日なので気を付けてくださいね☆
10/30㈰の13時半からは、ごちゃまぜミュージック🎵が開催されます☆
音楽担当の大野さんが、ウクレレやボンゴや木琴など、色々な楽器を持ってきてくれます♪
普通なら、「あ!壊れるから触っちゃダメ!」と言われ、触ることさえなかなかできない楽器。
ここではそんなこと言われません。
「今日の天気を音で表現してみよう!」
「オリジナルの曲、つくってみよう!」
「これって、どんな音が出るんだろう?」
ここでは、正解なんて必要ありません。
「きみはどんな音を出す?」を楽しむだけです。
隅の方でみんなの出す音を聞いていたいだけならそれもOK!!
今回取材させていただき、なんだかカチコチに固まっていた自分の中の何かが、
ゆ~っくり溶けていくような気がしました。
毎日生きている中で、自分のことも家族のことも、
「○○しなくては!こうでなくては!!」
ということばかりに囚われていることに気づかされました。
他人と比べて自分ができないことばかり見つけるのではなく、
自分の好きなもの、やりたいことって何だろうと考えました。
子どもにあ~しなさい、こ~しなさいばかりガミガミ言って、
果たして私は子どもが好きなこと、やりたいことについて考えたり
尊重したりしていただろうか・・・と振り返りました。
こんな風に考える時間をくれたごちゃまぜアートの会のみなさんに感謝です。
これからの活動も楽しみにしています♪
ありがとうございました!