2022-01-27 団体活動紹介⑨~今城址を整備する会 市民活動団体紹介 1月24日の午後に、可児市今(いま)の「今城址(いまじょうし)を整備する会」の取材に行ってきました! 今(いま)地区に行くのは初めて。間違えて姫治方面に行ってしまいましたが、何とか今公民館にたどり着きました🚗 遠くに御嶽山が見えます! 御嶽山がきれいに見えました!! 公民館に車を停めて、看板の案内図を確認します。 今公民館を左手にして、つきあたりを左に曲がります。 まっすぐ歩いて、看板の案内に沿って左に曲がります。 しばらく歩くと右手に今老人憩いの家が見えてきます。 今老人憩いの家の前で、今城址を整備する会会長の鈴木さんと、グッズ担当の大竹さんが出迎えてくれました😊 憩いの家の脇の道路をお二人と一緒にしばらく歩くと、今城址の登城口です✨ 今公民館から城跡入口まで歩いて約5分ほどで行けます!! 昔はここでみんなでよく遊んでたんだよ。というお話を聞きながら歩きました♬ 旗が見えてきましたね^o^ 立派な石碑ですね~✨ これは元今城城主であり、地元の土豪である小池家継(こいけいえつぐ)の末裔が書いた今城址公園の案内図です。名古屋に住む末裔の方が持っているものが印刷されています。 きれいに整備された階段を登ります。 敵が登れないように傾斜をきつくしています。 このように、解説の看板が所々に置いてあるので、とってもわかりやすいですね! 小池家の墓 土塁という仕掛け。土を盛って造った壁で、敵の侵入を防ぎます。 頂上には東屋があります。 頂上にある手作りの東屋 これは、整備する会のみなさんが、今の八幡神社の木を切って、運んで、作りました。 グッズ担当の大竹さん手作り! 近くにある、ポストのようなパンフレット置き場。 ここには、自由ノートというものが置いてあり、登城した人たちがメッセージを書き込んでいます。遠く離れた他県からも来ています。 「今城址を整備する会」は、昭和21年~22年生まれの同年会のメンバーを中心に発足しました。 元々ここは、整備する会のみなさんが子どもの頃に、チャンバラごっこなどをして遊んだ思い出深い土地なのです。 同年会メンバーは、お互いの葬式や家の引っ越しの時などに、助け合ってかかわりをもっていました。そんな集まりの際に、何となく「あそこの竹藪をきれいにして、みんなが楽しめる公園にしたいね」という話が持ち上がりました。 そこで、可児市まちづくり活動助成事業のことを知って、整備することになったのです! 土地境界確定などの費用の見積もりを取り、助成金などを活用して平成21年から伐採作業を始めました。4年ほどで完成しました✨ それではここで、取材した日とは別の日に、みなさんが整備作業をしている様子をご紹介します! 通路脇の竹は雨風で朽ちてしまうので、新しい竹に替えたり、杭を打ち直したりします。 他にも木の剪定、草刈り、階段や柵の修復、落ち葉の除去、ゴミ拾いなど作業は多岐にわたります。 この、みなさんが来ているジャンパー。とても素敵ですね! 小池家の家紋がプリントされています。 「梅にうぐいす」、カッコイイです! 今城址を整備する会のみなさん これは、グッズ担当の大竹さんが作った今城跡グッズです! 山城マニアで有名な春風亭昇太さんのサイン入り!! はんだごてで作ったそうで、イベントのある時に販売したりしています。 みなさんが活動を始めたころは、全員が60代で元気に活動できていましたが、 最近はメンバーが70代になり、作業を少し負担に感じることが増えてきたので、5歳ほど若い同年会に「一緒に整備作業をしよう。」と声を掛け、今では年下の世代と一緒に作業をしています。 今城址の近くに鳥羽工産という企業があり、そこの社員も一緒に作業しています。 地域の団体と地域の企業が、協力して活動するって素敵ですね✨ 平成23年に、今城址に桜の木を植える植樹イベントを開催し、子どもたちが植樹を楽しみました♬ 今ではその桜の木々も大きくなり、春にはきれいに桜の花が咲き乱れるそうです🌸 こんないいところが私の家の近くにあったらいいのにな~と思いました。 最近は、子どもたちが外で遊ぶ姿をなかなか見ることがありません。 私の小学5年生の息子もそうですが、今の子どもたちは塾や習い事で忙しかったり、ゲームなどで家の中で遊んだりすることが多いと思います。 野山を駆け回って遊ぶのは、幼少期から小学校高学年ぐらいでしょうか? 子どもたちがこのような自然あふれる環境で遊ぶ姿を見てみたいな~と思いました😀 最後に鈴木さんと大竹さんはこうおっしゃいました。 「今城址は、気軽に歩いて見て回れる城跡なので、いろいろな人にここを知ってもらって、どんどん遊びに来てほしい。」 コンパクトで見て回りやすく、仕掛けの種類が豊富で見応えがある「今城址」。 みなさんも是非遊びに行ってみてくださいね!